【映画評】ハムナプトラ~失われた砂漠の都 (1999)
インディージョーンズばりのSFX大冒険活劇。
インディージョンズの再来。を、狙った映画でしょう。予告を見たときからそう思ってたし、売り方も間違いなく意識してるし、実際観て、それを裏切られることはない。
よくできたSFX娯楽大作です。この手の作品が好きなら、お金払って観て、後悔しないでしょう。
でも、天の邪鬼な筆者は、あえて期待はずれだったことについて書きます。
一つめ、予告見たときは大スペクタクル映画って感じだったんだけど、実際はちょっと違ってた。もちろん予告にあったような、すんごい砂嵐とかあるけど、この映画、3000年前に生き埋めにされたおっさんの復活が軸になってる。ゾンビでミイラなおっさんが少しずつ復活していく様を、延々と見さされるのだ。
冒険活劇と、ホラー映画の要素を一緒くたにして楽しもうという欲張りな映画ということ。
二つめ、これは筆者自身にも問題があるのだろうが、登場人物のキャラがかぶってて、イマイチ、誰が誰だかわからないうちにどんどん話が進んでしまう。この手の映画はスピードが命ですからね。観始めたら、急いで登場人物の顔と名前を覚えてしまいましょう。そうしないと、なんとなく覚えられないサブなキャラは、気がつくとどんどん死んでくよ。なんてったってホラー映画の要素もふんだんだもの。
三つめ、物語の軸になってるおっさんの3000年越しの恋が、ほとんどストーリーを転がすための小道具にしかなっていない。
3000年だぞ3000年。その間、おっさんはミイラになってまで、この恋を成就させようとしてたんじゃないんかい。なして、復活させようとしていた彼女があの程度の扱いで終わるわけ?あれじゃその他大勢のミイラと一緒じゃないか。ハリウッドの大作志向もいいけど、もうちょっとだけでも繊細な部分も描いてや。
まあ、こんな感じかな。
とっても楽しい娯楽大作ですが、個人的にはイマイチ乗り切れなかった。いや、ホントにおもしろいんだけどね。ツメが甘いのよ、ツメが。
原題は「THE MUMMY」=ミイラなのよ。ね、なんかチープでしょ。実に謙虚な原題だと思うけど。
作品データ - Film Data
- 【キャスト】ブレンダン・フレイザー/レイチェル・ワイズ/ジョン・ハナ/ケビン・J・オコナー/アーノルド・ボスルー/ジョナサン・ハイド/オーディド・フェール/オミッド・ジャリリ/エリック・アヴァリ/アーロン・イパーレ/パトリシア・ヴェラスケス/スティーブン・ダンハム/コーリー・ジョンソン/タック・ワトキンス
- 【監督/脚本】スティーブン・ソマーズ
- 【ストーリー】スティーブン・ソマーズ/ロイド・フォンビール/ケビン・ジャール
- 【製作】ジェームズ・ジャックス/ショーン・ダニエル
- 【撮影】エイドリアン・ビドル B.S.C
- 【プロダクション・デザイナー】アラン・キャメロン
- 【編集】ボブ・ダクセイ
- 【製作総指揮】ケビン・ジャール
- 【音楽】ジェリー・ゴールドスミス
- 【特殊効果スーパーバイザー】クリス・コーボールド
- 【視覚効果スーパーバイザー】ジョン・アンドリュー・バートンJr.
- 【クリーチャー・スーパーバイザー】ニック・ダドマン
- 【エジプト学コンサルタント】スチュアート・スミス博士
- 【スタント・コーディネーター】サイモン・クレーン
- 【原題】THE MUMMY
- 【字幕翻訳】戸田奈津子
- 【日本公開】1999年
- 【製作年】1999年
- 【製作国】アメリカ
- 【上映時間】125分

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