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2000年1 月 4日 (火曜日)

【映画評】御法度 (1999)

大島渚監督の描く怪しい時代劇。

【満足度:★★★☆】

 大島渚監督の描く怪しい時代劇。
 新撰組に新しく加わった美少年剣士に翻弄される隊士たち…。

 とりあえず、やっぱ大島監督ってすごいなって思った。
 冒頭から画(え)が締まってるのよ。まずそれだけでスクリーンに目が奪われた。

 題材はホモセクシャルでありながら、変に下世話な話にならず、展開もスリリング。ますます目が離せない。

 ストーリー的には新撰組とか扱ってても単にそれは舞台なだけで意外とこじんまりと完結する。時代がどうとかって小難しいことは一切関ってこない。それでいて美少年(松田龍平)の姿が現代の中性的な若者の姿とダブって、現代へとリンクするとこなんかさすがベテラン監督の成せる業って感じ。

 配役も見事にみんなはまってる。ビートたけしの土方歳三、総長・近藤勇に映画監督の崔洋一、ほかトミーズ雅、坂上二郎、神田うの、桂ざこばなどなど。
 同じキャスティングのままでパロディ映画をもう一本撮れそうな布陣でありながら、きっちり作品世界で息づいているのだから恐れ入る。

 もちろんおもしろおかしい娯楽志向ではないので諸手を挙げてお薦めとは言わないが、観賞後の満足度は高い良質な文芸作。

作品データ - Film Data

  • 【キャスト】ビートたけし/松田龍平/武田真治/浅野忠信/崔洋一/的場浩司/トミーズ雅/伊武雅刀/神田うの/吉行和子/田口トモロヲ/桂ざこば/坂上二郎
  • 【監督】大島渚
  • 【製作】大谷信義
  • 【プロデューサー】大島瑛子/中川滋弘/清水一夫
  • 【脚本】大島渚
  • 【原作】司馬遼太郎『新撰組血風録』のうち『前髪の惣三郎』『三条磧乱刃』
  • 【撮影監督】栗田豊通
  • 【美術監督】西岡善信
  • 【衣装デザイン】ワダエミ
  • 【音楽】坂本龍一
  • 【監督補】成田裕介
  • 【編集】大島ともよ
  • 【助監督】中嶋竹彦/原田眞治
  • 【製作担当】元持昌之/西村維樹
  • 【照明】竹久博司
  • 【録音】安藤邦男
  • 【装飾】安田彰一
  • 【日本公開】1999年
  • 【製作年】1999年
  • 【製作国】日本
  • 【上映時間】100分

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