【映画評】着信アリ (2004)
鬼才・三池監督が柴咲コウ主演で描くサスペンスホラー。
女子大生・中村由美(柴咲コウ)は合コンの席、友人の携帯電話が聞き慣れない着信メロディーで着信しているのを見つける。電話の液晶画面にはその電話自身の電話番号とともに「着信アリ」の文字。
そしてその三日後、その友人は死んだ…。
三池監督はホントに器用な監督だとあらためて思った。ホラー作品は初めてらしいが、まったくそれを感じさせない。存分に怖がらさせてもらった。
なんでもこなす三池監督のそつのない演出もさる事ながら、秋元康の原作がいい。この人も多才な人だ。『リング』シリーズ以降の昨今のジャパニーズホラーブームでは怖がらせるのと同時に謎解き要素が巧妙になっており、そういう意味でもこの作品はかなり秀悦。
いい原作がいい脚本に昇華されており、謎が謎を呼ぶ予測できない展開で、意外な結末へと自然に観客を導いてくれる。
主演の柴咲コウもいい。
柴崎の演じる中村由美という役にはちょっと複雑な背景があるのだが無難にこなしていて、女優としての風格さえ感じる。
総合的に見て良質なサスペンスホラーに仕上がっており、安心して恐怖を味わえる良作。死へ導く着信メロディーが耳に残るぞ。
作品データ - Film Data
- 【キャスト】柴咲コウ/堤真一/吹石一恵/松重豊/筒井真理子/岸谷五朗/石橋蓮司
- 【監督】三池崇史
- 【製作】黒井和男
- 【企画/原作】秋元康
- 【エグゼクティブプロデューサー】大川裕
- 【プロデューサー】佐藤直樹/有重陽一/井上文雄
- 【脚本】大良美波子
- 【撮影】山本英夫
- 【美術】稲垣尚夫
- 【音楽】遠藤浩二
- 【照明】松隈信一
- 【録音】中村淳
- 【編集】島村泰司
- 【音響効果】柴崎憲治
- 【装飾】山田好男
- 【CGIプロデューサー】坂美佐子
- 【キャスティング】杉野剛
- 【助監督】加藤文明
- 【製作担当】鎌田賢一
- 【主題歌】柴咲コウ「いくつかの空」 [作詞]秋元康 [作曲]Jin Nakamura
- 【製作プロダクション】角川大映映画
- 【製作】「着信アリ」製作委員会(角川大映映画/日本テレビ放送網/電通/S・D・P)
- 【日本公開】2004年
- 【製作年】2004年
- 【製作国】日本
- 【上映時間】112分
- 【公式サイト】http://www.chakuari.jp/

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