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2005年1 月31日 (月曜日)

【映画評】オーシャンズ12 (2004)

問答無用の豪華キャストで描かれるドタバタクライムムービーが帰ってきた!

【満足度:★★★】 (鑑賞日:2005/01/29)

 テリ・ベネディクト(アンディ・ガルシア)の経営するラスベガスのカジノで大金をまんまとせしめたオーシャン(ジョージ・クルーニー)とその仲間たち(ブラッド・ピット、マット・デイモンほか)は、それぞれに優雅な生活を謳歌していた。
 しかし、復讐に燃えるベネディクトはオーシャンたちの居所を突き止め、奪われた金にその利子分を加えて2週間以内に返金するように要求する。
 すでにそんな大金は手元に残っていないオーシャンたちは、ヨーロッパを舞台に新たな強奪を画策するが…。

 といった具合に始まる、本作と同じスティーブン・ソダーバーグ監督による『オーシャンズ11』(2001年)の続編。
 豪華なキャストは前作と同様だが、新キャストとしてユーロポールのらつ腕捜査官イザベル・ラリヒ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、世界一の大泥棒を自認する“ナイト・フォックス”ことフランソワ・トゥルアー役にヴァンサン・カッセルを迎え、さらにパワーアップ。おまけに某大物スターが本人役でカメオ出演しているのも見逃せない。

 いい意味で、純粋に豪華キャストとテンポのいい映像を楽しむだけの娯楽映画。内容的には観るべきところはほとんどないです。
 では映画的に駄作かというとそうでもなく、画で魅了する娯楽映画としてそれなりに楽しませてくれる。これはソダーバーグ監督の腕によるところが大きい。他の監督だったらこうはいかなかっただろう。

 キャストも楽しんで芝居をしているようだし、監督も好き勝手に映像で遊んでいる感じ。
 後半に思い出したかのようにジュリア・ロバーツを巻き込んでの大芝居など、楽屋落ちでしかないくだらなさだが、それを笑ってこの流れに身を任せないとこの作品は楽しめない。

 ただ、カメオ出演の大物の本人役での演技は手抜きに見えてしかたがない。まるでこの豪華キャスト陣に囲まれて居場所がないかのようで、気楽な素の芝居としても、明らかに作品から浮いていた。その点だけがちょっと興醒め。

 こんな作品なんで、大して言うことないですな。
 気さくなハリウッドスターたちのパーティーに招待された感覚で、気楽に観れる映画です。

作品データ - Film Data

  • 【キャスト】ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/マット・デイモン/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/アンディ・ガルシア/ドン・チドール/バーニー・マック/ジュリア・ロバーツ/ケイシー・アフレック/スコット・カーン/ヴァンサン・カッセル/エディー・ジェイミソン/カール・ライナー/エリオット・グールド/シャオポー・クィン
  • 【監督】スティーブン・ソダーバーグ
  • 【脚本】ジョージ・ノルフィ
  • 【製作】ジェリー・ワイントローブ/ジョージ・クレイトン・ジョンソンとジャック・ゴールデン・ラッセル考案のキャラクターに基づく
  • 【製作総指揮】ジョン・ハーディー/スーザン・イーキンズ/ブルース・バーマン
  • 【撮影】ピーター・アンドリューズ
  • 【美術】フィリップ・メシーナ
  • 【編集】スティーブン・ミリオン,A.C.E
  • 【音楽】デイビッド・ホルムズ
  • 【衣装】ミレーナ・カノネロ
  • 【共同製作】フレデリック・W・ブロスト/グレゴリー・ジェイコブズ
  • 【配給】ワーナー・ブラザース映画
  • 【原題】Ocean's Twelve
  • 【字幕翻訳】菊地浩司
  • 【日本公開】2005年
  • 【製作年】2004年
  • 【製作国】アメリカ
  • 【上映時間】125分

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コメント (4)

TBありがとうございました。
映画はほとんど観ない素人ですが
それでも、音楽と台詞まわしに
やられてしまいそうな感じの
いい作品でした。

遊んでますね、皆さん。

>Takさん
うん、内容はともかく楽しい映画でしたよね。
これからもよろしく。

カメオ出演の彼は、確かに周りとはムードが違うと私も思いました。
だから、もっと出演時間が短くても良かったんじゃないかなぁ・・・と個人的には思いましたね~。

>chishiさん
そう、彼だけがお祭りに参加できていない印象で…。
ある意味、贅沢な起用ですけどね。

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