【映画評】マリと子犬の物語 (2007)
少女と子犬の演技に驚かされるハンカチ必須の号泣地震被災映画。
大地震で飼い犬を孤立した山村に残してしまった家族を描いた心温まるファミリー映画。
今年最初の映画に選んだのがこれ。
去年は『硫黄島からの手紙』を最初に観て新年早々どっと疲れた反省から、今年はほのぼの系をスタートにしたかったので。
とりあえず主人公の女の子・彩を演じる佐々木麻緒が巧い、巧すぎる!
あどけない盛りの少女だが、ときに大人顔負けの女優の顔を見せていて驚かされ、そして存分に泣かされる。
マリや子犬たちの演技も巧い。
いくら訓練されている俳優犬といえどもなかなか演出家の思い通りに動いてくれないのが動物なのに、子犬たちの自然な立ち振る舞いはこの作品に映画の神様が降りているとしか思えない。
実話の再現ものとして、エピソードを欲張りすぎずにフィクションたる映画作品として手堅くまとめてあるのも悪くない。
大地震を再現した特撮も長年ゴジラシリーズなどを手がけてきた東宝らしくファミリー映画として生臭くなりすぎない程度のさじ加減で好感が持てる。
お話としては平凡だし、演出もベタで傑作とは言いがたいけれど、安心して観られる泣けるファミリー映画としてすこぶる好印象の良作。
作品データ - Film Data
- 【キャスト】船越英一郎/松本明子/広田亮平/佐々木麻緒/徳井優/梨本謙次郎/重田千穂子/螢雪次朗/角替和枝/蛭子能収/三宅弘城/高嶋政伸/小林麻央/小野武彦/宇津井健
- 【監督】猪股隆一
- 【原作】「山古志村のマリと三匹の子犬」桑原眞二/大野一興
- 【脚本】山田耕大/清本由紀/高橋亜子
- 【音楽】久石譲
- 【主題歌】平原綾香「今、風の中で」
- 【製作指揮】小杉善信/島谷能成
- 【企画】奥田誠治/市川南/本間英行
- 【エグゼクティブプロデューサー】神蔵克
- 【プロデュース】臼井央/藤村直人/遠藤日登思
- 【プロデューサー】堀口慎
- 【ライン・プロデューサー】前田光治
- 【キャスティング・プロデューサー】城戸史朗
- 【プロダクション統括】山田健一
- 【撮影】北信康
- 【美術】部谷京子
- 【録音】斉藤禎一
- 【照明】川辺隆之
- 【編集】三条知生
- 【監督補】荻原孝昭
- 【助監督】猪腰弘之
- 【配給】東宝
- 【日本公開】2007年
- 【製作年】2007年
- 【製作国】日本
- 【上映時間】124分
- 【公式サイト】http://mari-movie.jp/
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