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2008年8 月 5日 (火曜日)

【映画評】はじらい (2006)

女性のエクスタシーをカメラに収めようとした映画監督のゆく末を描いた官能映画。

【満足度:★★】 (鑑賞日:2008/01/12)

 映画監督のフランソワ(フレデリック・ヴァン・デン・ドリエッシュ)は、“タブーと歓びについて”というテーマの新作映画の準備に入る。
 「女性の真の歓びを探りたい」と言うフランソワは、オーディションに参加した女優たちにカメラテストとの名目でカメラ前でのマスターベーションを指示するが、当然のように女優たちはそれを拒否。新作は頓挫しかける。
 しかし幾度ものオーディションの甲斐もあり、やがてはフランソワの要望に応える女優も現れるのだが…。

 女優たちからオーディションでのセクハラを訴えられ、有罪判決を受けたジャン=クロード・ブリソー監督があえて描いた映画の裏側。

 フランス映画らしい淡々とした展開がちょっと眠かったけど、映像業界に身を置くひとりとしてこの題材には惹きつけられ、なんとか最後まで観られた。

 まったく予想していなかったんだが、なぜか堕天使が出てきて物語を引っ張っていくなど、思いのほか抽象的な表現が多くて翻弄されっぱなし。
 そのせいか、過激なセックス描写などもありはするが、良くも悪くもその印象は薄い。
 最後はまあ、ありきたりに、あんまり興味本位で女性を振り回すと、逆にはめられますよって感じだった。

 話としてストレートすぎで、展開にひねりが欲しかったかな。

作品データ - Film Data

  • 【キャスト】フレデリック・ヴァン・デン・ドリエッシュ/リーズ・ベリンク/マロウシア・デュブルイル/マリー・アラン/ソフィー・ボネット/ジャンヌ・セラード
  • 【監督/脚本】ジャン=クロード・ブリソー
  • 【配給】アートポート
  • 【原題】LES ANGES EXTERMINATEURS
  • 【日本公開】2007年
  • 【製作年】2006年
  • 【製作国】フランス
  • 【上映時間】100分

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