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2010年1 月31日 (日曜日)

【コラム】『マイマイ新子と千年の魔法』吉祥寺洞窟探検~噂の海に溺れることなかれ

 いよいよ今日から大阪・シネ・ヌーヴォでも『マイマイ新子と千年の魔法』の上映が始まった。初日の今日は満員御礼で幸先の良いスタートだった模様。
 海外の映画祭での上映も相次ぐようで、小さな“波紋”はますます広がって、ファンの一人としては嬉しい限り。(参考:アニメ!アニメ!:「マイマイ新子」フランスへ 3つの映画祭で作品上映

 ただそうした一方で、巷の噂が混乱の呼び水となっている。
 そんなわけで吉祥寺に行ってきた。

 このアニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』がラピュタ阿佐ヶ谷のレイトショーで連日満席の好評らしいという情報しか知らないような人からしたら、「なんで吉祥寺?」と思われるだろう。
 実はここ数日、各所ブログやTwitterあたりで「吉祥寺バウスシアターで3月に『マイマイ新子と千年の魔法』が上映される」との噂が駆け抜けていたのだ。

 事の発端は当の吉祥寺バウスシアターに3月に上映という告知の張り紙が掲示されたこと。
 しかしこれはすぐに、先走ったフライング情報だったと否定された。
 参考:2010年1月28日:「マイマイ新子と千年の魔法 9」(B2/P.I.L)

 署名運動「『マイマイ新子と千年の魔法』上映存続を!」の発起人・廣田恵介さんのブログを読むと、水面下で動きがあることは確からしい。
 参考:2010年1月27日:■マイマイ上映館■(550 miles to the Future)の1月28日コメント欄
    および同ブログ、2010年1月29日:■1月のメモ「18回目」■の記事

 と、ここまでは“波紋”が広がってるなと半ばニヤケながら静観してたの。
 マイマイ新子、吉祥寺バウスシアター、いずれの公式サイトはもちろん、片渕監督のTwitterやmixiでも言及されず、情報元のブログ自体でフライングと明言されてしまっては“流動的な噂”と判断、当サイトで更新を続けている上映館リストでも「北海道(北見・シアターボイス)や九州(佐賀・THEATER CIEMA[シアター シエマ])で上映の噂」とは別物として明記を見送った。

 そこまで明記に慎重になったのは伏線があって、自分自身が一度、上映館リストで(ケアレスミスとは別の)誤報を流してしまったから。
 Twitterで丹念に『マイマイ新子と千年の魔法』情報を追っかけている人なら覚えているかもしれないけど、1月15日で上映を終了したはずの山口スカラ座が17日以降も上映を続けているとの“つぶやき”が流れたの。
 その日はたまたま自分がラピュタ阿佐ヶ谷で片渕監督とお話しできた日で、監督自身の口からも山口スカラ座で続映されているらしいとの話を聞き(監督自身もTwitterでその情報を目にしただけだったんだけど、否定はされなかった)、なにより山口スカラ座公式ホームページの17日以降のタイムテーブルに載っていたので、これ以上疑いようもなく、喜び勇んで深夜に上映館リストを更新した。
 が、一夜明け冷静になってみるとマイマイ新子公式サイトではやっぱり15日で終了となっていたし、あらためて山口スカラ座公式ホームページのタイムテーブルを見てみると16日だけ上映されなかったのが腑に落ちない。さらに映画館の規模(山口スカラ座はシネコンではなく、昔ながらの地方の映画館)に対して上映している映画の数が多すぎる気がして、直接映画館に電話して訊ねてみた。するとあっさり「15日で終わりましたよ」と言われてしまい、「あれ!?ホームページのタイムテーブルに載ってますけど」と言うと「え、載ってました!?それ間違いです!!」と、公式ホームページの誤記だったことが判明した。
 誰にも悪意はないんだけども、それでも誤報は起こってしまうのを身をもって体験した一件だった。

 そして吉祥寺バウスシアターの件に話を戻すと、本日30日、『マイマイ新子と千年の魔法』界隈では有名な、数千人のフォロアーを抱えるとあるTwitterユーザーさんが、「吉祥寺バウスシアターで上映の噂は本当?」とつぶやいたのを受け、あるフォロアーさんから、「吉祥寺バウスシアターで張り紙を見た」とのリプライ。
 これを受けてその著名ユーザーさんが「吉祥寺バウスシアターでの上映、確定ですね!」と答えたところ、この「確定」が何人ものフォロアーさんたちにリツイートされて、瞬く間に広がっていったの。
(ご本人たちの名誉のため、名前は伏せ文面も変えましたが、Twitterでマイマイ新子情報を追っかけている方なら容易に察しが付いてしまうと思います。該当する方々、ごめんなさい。急速に噂が広がった事実を伝える以上の他意はございません)

 自分はこれを見てて、先のフライング情報の一件もあり、にわかには信じがたく、あるいは、公開が本当なら、レイトショーのみの限定上映なのか一日数回の通常上映なのかを確認したくて、たまたま今日、新宿に所用があったついでに吉祥寺に立ち寄ったってわけ。…相変わらず前振りが長い(汗;

 で、JR吉祥寺駅中央口(北口)から延びる洞窟のごとき吉祥寺サンロード商店街のアーケードを抜けていくと、ありましたバウスシアター。
 が、チケット売り場や劇場入り口など、表から見えるところにはどこにも「マイマイ新子」の文字が見あたらない。
 張り紙を見たとおっしゃるフォロアーさんがそれ以前のツイートで『劇場版 Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』を観たとつぶやいておられたので、ひょっとしたらその劇場内に貼られているのかもしれない。
 決死隊としては、完全に仕事が休みの日なら「マイマイ新子」上映予定との張り紙を発見するために、まったく興味のなかった『劇場版 Fate』を観ることも辞さない覚悟はあったんだが、なにぶん今、1時間半も仕事関係の電話が通じない状態に身を置くことはできなかったので断念。後ろ髪引かれながらバウスシアターを後にした。

 けど、どうしても煮え切らなくて、結局山口スカラ座のときと同様、バウスシアターに電話して訊いてみた。…最初っからそうしろよ>俺(滝汗;
 で、そのときのやりとり。厳密な言葉は忘れたが、だいたい次のような内容。先方の混乱ぶりが伝わってくる…。

「そちらで『マイマイ新子と千年の魔法』という映画が公開されると聞いたのですが?」
電話口の女性スタッフ「はい、しますよ
「(確定だ!)それはいつ頃ですか?」
スタッフ3月中には。でも上映時間とかの詳細は決まっていません」
「そうですか、3月ってことしか決まっていないんだ。(一応、念を押して)でも、公開すること自体は確実なんですよね」
スタッフはい。…ちょっと待っててください」
と、ここで女性スタッフ、電話口から離れたようで、しばしの間。
で、女性スタッフ、電話口に戻ってきて、
スタッフ「もしもし」
「はい」
スタッフ「『マイマイ新子と千年の魔法』は上映しません
「へ?しない!?」
スタッフ「はい、しません」
「(混乱でしどろもどろになりつつ)えーっと、でも、今、“します”とおっしゃたのは?」
スタッフ予定はあったんですが、無くなりました
「え、あ、それはもう、確実に無いってことなんですか?」
スタッフ「はい、確実に無いです
「調整中とかそういうことではなくて?」
スタッフ「はい、無くなりました
「ああ、そうなんですか。残念です。ありがとうございました」

 女性スタッフが電話口を離れたときになにがあったのかは不明だけど、なんとも不可解な対応。
 単に上映が無くなった事実のスタッフへの周知がなされていなかったのか、希望的に勘ぐるなら、フライングで情報を流してしまったために、現状は否定しなくてはならないのかもしれない。
 ともかく、とりあえず現時点で、公式には「吉祥寺バウスシアターでの上映は無い」というので確定。

 大阪・シネ・ヌーヴォでの盛況の初日の日に、せっかくの盛り上がりに水を差すようで申し訳ないと思いつつ、それでも誤報は誤報として、Twitterでそのことを流した。
 が、自分のフォロアーは30人にも満たなくて、単純計算でも元の発言者にプラスしてリツイートした人たちのフォロアーを入れると数千人規模に流れた誤報を食い止めるにはあまりに非力。
 実際、自分が誤報を伝えた後にも確定発言された投稿へのリツイートがあり、情報収集ツールとしてのTwitterの難しさを感じた。

 現在は発言元の著名ユーザーさんが自分の誤報通達にリツイートしてくださったので、一応の周知にはなったんじゃないかと期待している。
 その方はフォローの方も千人規模なので、絶え間なく様々なつぶやきが流れているはずだが、よくぞ拾ってくださった、と、違う意味で驚いたんだけども、ともかく感謝。

 今、『マイマイ新子と千年の魔法』は「口コミで評判が広がっている」という触れ込みだが、それは一方で、“噂だけ”っていう脆さも感じさせる。

 ここに来て『マイマイ新子と千年の魔法』が、サイゾー日経ビジネスオンラインといった、アニメはおろか映画からも縁遠い人たちの目に触れるところで取り上げられ、ある程度知名度は上がったんじゃないかと思うけれど、そこで知ったような人たちが興味を持ってくれたとしても、精力的に情報を追ってくれるのはそのうちのごくわずかだろう。
 上の記事で知った人たちは、当時の「ラピュタ阿佐ヶ谷で1月29日までアンコールレイトショー」という情報しか知らず、「29日までじゃ観られないや」で諦めてしまった人も少なくないと思う。公式サイトや個人ブログを除けば2月12日まで延長されたエクストラアンコール上映決定のニュースを伝えていたのは、アニメ!アニメ!プレセペといった、根っからのアニメファンでなければなかなか目にしないサイトぐらいなのだ。

 ましてやとりたてて報道されていない、当初2月12日までとされていた本日公開の大阪・シネ・ヌーヴォでの上映が一週間延びて、2月19日までの午前中にも上映されることになっているのを、どれだけの人が知っているんだろう。
 こんな状況で午前中のみの上映とか、公開の周知が行き届かず上映館に閑古鳥が鳴いていた昨年11月の封切り時の二の舞になりはしないかと心配になる。
 そこに感じる危うさは、結局昨年11月の封切り時となんら変わっていない配給側の宣伝に於ける周知力不足に原因がある。

 昨年暮れのラピュタ阿佐ヶ谷で8日間限定レイトショー全回満席という評判で、配給側も話題作りのコツをつかんだように見えるが、今回の吉祥寺バウスシアターでの上映頓挫という事実は、それが必ずしも良い方向に向いていない印象も受ける。
 どうしてそうなってしまったのかは、部外者の自分は推測するしかないが、そもそも今年に入ってのラピュタ阿佐ヶ谷でのアンコール上映は、3週間という余裕があったお陰で、夜、上映開始直前に劇場を訪れてもギリギリ席が確保できるようになっていた。
 でもそれは裏を返すと、東京という大都会唯一の上映館、しかも一日一回の上映であるにもかかわらず、60席程度の客席をやっと埋めることしかできていないってことでもあるのよ。
 mixiニュースでサイゾーの報道が取り上げられたりして、それまでよりは状況は好転していると思いたいが、「まだ吉祥寺がある」となれば、客足がさらに鈍る可能性も捨てきれない。配給側にそんな打算があるとしたら、少しでも多くの人に観て欲しいというファンの願いは、今の盛り上がりの影でねじ曲げられてしまったんじゃないか。

 自分を含め多くの人たちがこの傑作を広めようと頑張っているのは周知の事実。
 他の人はどう思っているかわからないが、少なくとも自分は、この映画を“売りたい”配給の方たちにも、そんな現状を利用してもらって多いに結構だと思ってはいる。
 「ネットで好評の」とか「口コミの評判が広がって」とか、どんどん打てばいい。
 ネットでの評判を聞きつけて観た人たちの感想も、おおむね「評判通り」と好評ではないか。もちろんそれがすべてではないが、大概は好意的で、そこから小さいながらもさらなる口コミを呼んでいる、はず。
 でも、一応盛り上がっているように見える現状で、都心の上映館が1館から2館に増えた程度(しかも同時に上映ではない)で満席だった客席が半分しか埋まらないとしたら、さらにそれによって「連日満席」という肩書きを失うことを恐れているとしたら、それはやっぱり配給側の力不足としか言いようがない。それを自覚しているから「公開宣伝会議」なんていう自分たちの仕事を諦めたかのような自虐的な企画を思いついてしまうんじゃないのか。(※2010/02/01 23:15追記:片渕監督からこの認識は明らかに間違いであるとの指摘がありました。脚注を参照)
 いや、きっと予算的な事情とかもあるんだろうから、そんななりふり構わない姿勢にもファンとしては同情的になるんだけれどもさ。

 自分がラピュタ阿佐ヶ谷で片渕監督とお話しできた日、舞台挨拶などなかったのに、あの日監督はどういう目的で阿佐ヶ谷まで足を運んでたと思われます?「前日の上映で音が悪かったとの評判を見て、フィルムが痛んでいるなら交換しなくちゃと思って」ですよ。
 それって監督の仕事なの?宣伝に駆り出されるのは監督として当然の務めだと思うけれど、そういうのって別の部署の人の仕事じゃないのかね。
 観客には最良の状態で観て欲しいという、監督として当然の気持ちから出た行動なんだろうけど、にしたってさ。
 そんな涙ぐましい努力を目の当たりにすると、ファンとしては、決死隊としては、ますます応援したくなるでしょ。

 だからさ、さっきは苦言っぽいこと書いたけど、言いたいのは、配給の人たちはもう少しファンを信用して欲しい。
 出足でコケたから不安になるのはわかるけど、吉祥寺にまで上映が延長されたら、通うためにますます散財するなって、苦笑する連中がこの映画のバックにはたくさんいるのよ。
 今はそういう波に乗りかけてると思うの。今回の吉祥寺で上映決定の情報は結果的にドロ船の誤報になってしまったけれど、その噂の広がり方は、ほんとにあっという間だったんだから。これが現実のものになっていたら、どれだけのファンやまだ観られずにいる人たちが歓喜したことか。
 今回の一件はそんな船出の出鼻をくじかれたやりきれなさを感じずにおれない。

 じわじわと口コミの評判が広がる中で、宣伝としてもその力を利用しようという策略は否定しない。作品そのものの力があってこその口コミなんだし。
 けれど、口コミを仕掛けたいなら、ファンを喜ばせるようにしなければ絶対に逆効果。ヘタを打てば「策士策に溺れる」になりかねないことだけは忘れないで欲しいと切に願う。悪い噂もあっという間に広がるのだから。


《2010/02/01 23:15追記:脚注》
 片渕監督からいただいた説明を要約すると、「『マイマイ新子と千年の魔法』公開宣伝会議」はアニメスタイル主催のイベントであり、イベント名も以前に行われた「アニメスタイル公開編集会議」というイベントにちなんだ呼称。マイマイ新子宣伝班は俎上に上げられた受け身の立場であるとのことです。
 自分の思い込みから見当違いなことを書いてしまったこと、謹んでお詫びします。

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コメント (4)

山口スカラ座の件ではお手数おかけしました。
ここは最初に上映延長したときに公式HPに情報が反映されず一度削除され、なかなか復活しなかったので、またその類かと思い劇場の情報を信じたのですが、まさかの展開でした。やはり部外者はあまり先走るべきではないと反省させられました。私も監督とお会いした直後だったので舞い上がってたのは否定できません。

この映画はあまりにも特別で配給側の読みも困難なのはわかりますが、見れば見るほど何度も見たくなるハードリピーター率が高いと言う意味でも特殊なので、上映すると需要が消費される普通のケースと異なり、上映するほど逆に需要が増えているという認識を配給側は持ってもらってもいいのではないかと思います。少なくても現状はそういう段階でしょう。

かみぃ様、コラム拝見いたしました。
バウスシアターにてチラシを見たとレスした者です。
チラシの件、お手数ご足労おかけして申し訳ありません。また情報の是正をありがとうございます。結果的に誤報となった事、何より上映館が一つ減った事、まことに残念です。
今回の事で改めて情報の扱いの難しさを学びました。まさかチラシを見て一晩で状況が変わるとは思いもよりませんでした。今は反省しきりです。
こんな風にケチをつけてしまいましたが、映画自体はもっと多くの方に見て欲しいなと思っています。今後はもう少し慎重にクチコミしようと思います。
これからもマイマイ新子のみならず映画のコラム頑張って下さい。
以上です。失礼いたします。

はじめまして。廣田さんのブログにちょくちょくコメントしている者です。

>東京という大都会唯一の上映館、しかも一日一回の上映であるにもかかわらず、60席程度の客席をやっと埋めることしかできていないってことでもあるのよ。

これはラピュタに通っている人なら周知のことですが、まずラピュタの席数が60席しかなく、しかも事前予約もできないから、首都圏近郊の人でも、しり込みしちゃって見に来られないんですよね。
なかには、自分はもっと観に行きたくても、まだ観てない人に悪いから席を譲るべきなんじゃないか? みたいなことまで思っている人もいる。

地方で人が入らないのは、完全に現状での周知不足と上映時間が原因。
そういう状態を是正するためにも、東京のもっと大きな劇場でかけてネットの口コミを加速させるってのは必須のはずなんですが。
バウスシアターでの上映が完全に頓挫してしまったのなら残念なことですが、東京での潜在需要は確実にあるはずですから、もっと席数も多くアクセスしやすい劇場を確保しての長期上映はぜひ実現してほしいところです。
(ただ、映画ファン向けならともかく、一般層を引き込む目的なら「アリーテ姫」との併映なんかはやめた方がいい気が……)

>それを自覚しているから「公開宣伝会議」なんていう自分たちの仕事を諦めたかのような自虐的な企画を思いついてしまうんじゃないのか

一応、ラピュタに行った際、企画の発表をじかに聞いたのですが、「宣伝会議」はもともと普通のファンイベントとして企画したものを、内容の打ち合わせをしている流れで「そういうタイトルにしよう」みたいな話になっただけのようなので、自虐ではあるでしょうが半分はジョークだと思います(笑

私はすでに参加申し込みはしていまして。
で、かなり大マジで宣伝アイデアを考えて、一昨日ラピュタに伺って草稿を監督にお渡ししました。冗談を真に受けたんじゃなく、ファンとしては、そのくらい本気でこの作品にはヒットしてほしいですからw

結局のところ、マイマイの現在置かれている状況の最大の要因は、配給サイドの戦略ミスにすべて原因があります。
一昨年はダークナイトで辛酸を舐めさせられ、マイマイにまで同じ運命を辿らせるのはあまりに忍びないです。だって、作品は傑作なんですから!

イベントに参加した際には、空気は読まずにいろいろ提案してみるつもりです。自惚れではありませんが、アイデアのいくつかには元手もかからず早急に実現可能で、現在の状況を好転させられる可能性があるものも含まれてますので。

◆zapoさん
こんにちは。
山口スカラ座の件は仕方ないですよ。個人で確認できる一番信用できる情報元が間違っていたら手の打ちようがありません。
たまたまzapoさんが先に発見しただけで、自分もいつも通り上映館リストを更新していれば間違いなく山口スカラ座の公式ホームページの内容を信じて、結局は間違った情報を流していたと思います。
Twitterのような個人レベルで利用できる情報発信ツールは情報の早さが最大のメリットなんですから、臆することなく新たな情報があったらツイートして欲しいと思います。
もし間違いがあるのなら、これも同じく、気づいた誰かが素早く訂正すればいいんじゃないでしょうか。

◆gaia_agulさん
こんにちは。
吉祥寺バウスシアターの件も仕方ないというか、告知の張り紙があったのは事実で、その時点での最新情報だったんですから、gaia_agulさんは何も悪くないですよ。結果的にその後状況が変わっただけで。

山口スカラ座や吉祥寺バウスシアターの例で言いたかったのは、「ネットに情報・噂を流すのは慎重に」ってことじゃなくて、「ネットで流れる情報・噂には避けられない間違いや変動もあるから鵜呑みにできないよ」っていう、それを手にする側への注意喚起のつもりの「噂の海に溺れることなかれ」なんです。
zapoさんやgaia_agulさんが罪悪感を持たれるのは本意じゃないので、どうか気になさらないでください。そう思わせてしまったのでは、自分の方が謝らなくてはなりません。ごめんなさい。

◆すがりさん
はじめまして。
現在のラピュタ阿佐ヶ谷での上映は、「話題になっているからちょっと観てみようか」というライト層にはあまりにハードルが高すぎますね。
ラピュタのシステム上、仕方ないのですが、ラピュタのお陰で話題になっているのに、この映画をより多くの人に広めるにはこのラピュタのシステムが障壁となっているのがもどかしい。

「公開宣伝会議」については、「そういうことじゃない」と片渕監督からも指摘されてしまいました。
勢いで書いてしまった蛇足なんですが、注意が足りなかったと反省しています。

バウスシアターについても片渕監督が裏事情の教えてくださいました。
今ここで詳細を明かすわけにはいかないのですが、やはりそこには“大人の事情”が絡んでいると感じました。
ただ、悲観することばかりではないこともわかったので、少しは前向きに受け止めています。
その辺のことはあらためてコラムにして書きたいと思いますが、今はとにかく「諦めちゃだめだよ、新子ちゃん」という心境。
とりあえずバウスシアターの頓挫は、“一時撤退”と解釈しましょう。またチャンスがあればきっと復活するはず。

自分はたぶん参加できないのですが、「公開宣伝会議」に参加されるのでしたら、ぜひ「口コミで広めたいならリンクバナーぐらい作れ」と言ってやってください。バナー以外に公認でブログで使える画像の配布も。
おそらくネット上で手に入る画像を勝手に使ってもあくどい使い方をしない限り怒られはしないでしょうが、厳密には著作権侵害にひっかかると思われるので、一応作り手側の一人としてのわきまえで、表立っては使えないんですよ。

ちょっとTwitterで監督に直訴してみるか。

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