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2010年8 月20日 (金曜日)

【コラム】『マイマイ新子と千年の魔法』こどもたちに届け!~キンダー・フィルム・フェスティバル

キンダー・フィルム・フェスティバル

 DVDも発売されたのにまだまだ話題の尽きない『マイマイ新子と千年の魔法』、昨日19日には、こどもたちの国際映画祭・キンダー・フィルム・フェスティバル(調布会場)でコンペティション作品として上映されました。
 自分の地元ということもあり、久しぶりにスクリーンで新子たちと再会すべく、僕も駆けつけましたとも。

 今年で18回目を迎えるこのキンダー・フィルム・フェスティバル、公式サイトによると「映画・映像を通じて、子どもたちと「子育て」を頑張る親たちが、夢や理想、善悪の判断や思いやりなどを親子で一緒に学べる映画祭を目指します。子どもたちが健全に成長することを願い、キンダー・フィルムは世界から集まる、優しいメッセージ(映画)を届けます。」とのこと。
 まさに児童映画の復権を目指して制作された『マイマイ新子と千年の魔法』にふさわしい映画祭と言えましょう。

 この日、フェスティバルのプログラム上、高学年向けとして上映された17:30からの回、まずドイツの短編アニメ『わすれられないおくりもの』(2003年、監督:ユーゲン・エゲノフ)がライブ吹き替えで上映されました。

 この短編アニメ、登場人物がすべて動物なんです。
 僕が子どもの頃には、『山ねずみロッキーチャック』(1973年、フジテレビ系)とか『ガンバの冒険』(1975年、日本テレビ系)とか、日本にもこの手の動物アニメがいっぱいあったように思うんですが、最近じゃめっきり見られなくなりましたよね。それだけに懐かしさに嬉しくなりました。

 そうそう、『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督も携わられていた『名探偵ホームズ』(1984年~1985年、テレビ朝日系)も登場人物たちが皆、擬人化された犬でしたね。
 テレビ放映当時は観てなかったんですが、『天空の城ラピュタ』(1986年、宮崎駿監督)と同時上映された「ミセス・ハドソン人質事件」と「ドーバー海峡の大空中戦!」は映画館で観ましたわ。

 『わすれられないおくりもの』の上映後、いよいよ『マイマイ新子と千年の魔法』の上映。
 久しぶりのスクリーンでの鑑賞も楽しかったですが、この映画祭らしく、席を埋めた観客の大半は夏休み中の子どもたち。随所で笑いがわき起こる彼らのリアクションが嬉しかった。僕らおじさんたちが涙するのもよいですが、これがこの児童映画本来のありようなんでしょうね。
 子どもたちにはちょっと難しい内容のようにも思いますが、子どもらは子どもらなりに受け止めたんでしょう。彼らはこの映画で何を感じ取ってくれたんでしょうか?

 上映後は片渕須直監督の舞台挨拶。
 話を振る進行役がいない監督の一人語りのせいか、常連客で溢れるいつもとは勝手が違う子どもたちを相手にしての挨拶のせいか、幾多の舞台挨拶をこなされてきた監督でありながら、なんだかぎこちなさを感じたのは気のせいでしょうか(笑)
 今回の舞台挨拶では、「死んだはずの金魚のひづるがなぜ最後に再び新子たちの前に現れたのか、自分たちで考えて欲しい」というようなことを言われたのが印象的でした。

 子どもたちにもきっと何かを残すであろうこの『マイマイ新子と千年の魔法』、今回は京王線沿線の調布での上映でしたが、明後日8月22日(日)には小田急線沿線の新百合ヶ丘、第16回 KAWASAKIしんゆり映画祭2010なつやすみ野外上映会として、川崎市立麻生小学校の校庭で野外上映されます!(鑑賞無料。詳しくは映画祭サイトでご確認を)

 また、山口県の周南市(徳山)では、今日8月20日(金)から23日(月)まで、第2回東ソー夏休み子ども劇場として上映されます。こちらも鑑賞無料ですが、入場整理券が必要です(17日現在で、20日、23日分は配布終了とのこと)。
 詳しくは周南市生涯学習課の告知ページでご確認ください。

 さらに来週8月28日(土)、29日(日)には、マイマイ新子の地元・山口県防府市のワーナー・マイカル・シネマズ防府で2日間限定上映されます。しかも28日には片渕監督の舞台挨拶も。

 このほかにも上映の予定がまだいくつもあります。
 当サイトの上映館リストではできる限り追いかけて上映情報を掲載していますが、映画「マイマイ新子と千年の魔法」公式ブログ公式Twitterで頻繁に新情報が告知されていますから、こちらも目が離せません。

 近くで上映が無い、時間が合わないという方は、DVDの発売と同時にレンタルも始まってますから、ぜひそれらもご活用ください。

 千年の時を越えた子どもたちの魔法は、現代の子どもたちにどんな夢を見せてくれたのか。
 今の子どもたちは未来の子どもたちに何を伝えるのか。
 一陣の風を見届けようじゃありませんか。

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