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2012年1 月 7日 (土曜日)

【年間総括】2011年度映画総括 - 年間ベストテン

 新しい年が明けました。
 皆様には旧年中なにかとお世話になり、なんとか今年も新年を迎えることができたようです。どうもありがとうございました。
 本年も『未完の映画評』をよろしくお願いいたします。

 ということで早速ですが、実は現在筆者かみぃは連ドラのお仕事のまっただ中で多忙を極めているのですが、このまま忙しいのを理由に更新を放っておくと昨年のようなもうすぐ夏ってころに年間総括を発表する醜態を二年連続やらかしてしまいそうなので、とにかく昨年度の年間総括&年間ベストテンの発表だけはして、新年の挨拶に代えさせていただきます。

 毎年説明していますが、当サイトでの“年度”は日本アカデミー賞の選考対象期間に準拠させています。
 2011年度は2010年11月28日(日)から2011年12月10日(土)までの間に封切られた映画が対象。(詳しくは「このサイトについて - 鑑賞年度」をご覧ください)

 少なめだった2010年度よりさらに大幅に減り、2011年度の対象となる自身が映画館で鑑賞した対象作品は19作品でした。
 DVDで観た作品ならさらに何本かあるのですが、例年通り対象外とします。

 たったこれだけしか観ていなかったのにベストテン&ワースト3を選ぶというのはかなり強引な気もしますが、観た本数が少なかったという事実も自分にとっての総括としては意味があるので、とにかく選んでみました。
 それでは、『未完の映画評』筆者かみぃの2011年度鑑賞映画、年間ベストテン年間ワースト3個人賞各賞の発表です!

■年間ベストテン
1位『はやぶさ/HAYABUSA』(監督:堤幸彦)
 【満足度:★★★★】
2位『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(監督:蔵方政俊)
 【満足度:★★★★☆】
3位『ブラック・スワン』(監督:ダーレン・アロノフスキー)
 【満足度:★★★★★】
4位『ツレがうつになりまして。』(監督:佐々部清)
 【満足度:★★★★☆】
5位『モテキ』(監督:大根仁)
 【満足度:★★★☆】
6位『ミッション:8ミニッツ』(監督:ダンカン・ジョーンズ)
 【満足度:★★★★】
7位『大鹿村騒動記』(監督:阪本順治)
 【満足度:★★★★】
8位『うさぎドロップ』(監督:SABU)
 【満足度:★★★★】
9位『リアル・スティール』(監督:ショーン・レヴィ)
 【満足度:★★★☆】
10位『コクリコ坂から』(監督:宮崎吾朗)
 【満足度:★★★☆】
(次点)
 『カウボーイ&エイリアン』(監督:ジョン・ファヴロー)
 【満足度:★★★】
 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(監督:デイビッド・イェーツ)
 【満足度:★★★★】

■監督賞
蔵方政俊(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)
(次点)
ダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン』)
佐々部清(『ツレがうつになりまして。』)
ダンカン・ジョーンズ(『ミッション:8ミニッツ』)
大根仁(『モテキ』)

■主演男優賞
原田芳雄(『大鹿村騒動記』)
(次点)
三浦友和(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)
堺雅人(『ツレがうつになりまして。』)
森山未來(『モテキ』)
松山ケンイチ(『うさぎドロップ』)
ヴァンサン・カッセル(『ブラック・スワン』)

■主演女優賞
ナタリー・ポートマン(『ブラック・スワン』)
(次点)
竹内結子(『はやぶさ/HAYABUSA』)
余貴美子(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)
宮崎あおい(『ツレがうつになりまして。』)
長澤まさみ(『モテキ』)

■助演男優賞
佐野史郎(『はやぶさ/HAYABUSA』)
(次点)
岸部一徳(『大鹿村騒動記』)
中尾明慶(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)

■助演女優賞
池脇千鶴(『うさぎドロップ』)
(次点)
芦田愛菜(『うさぎドロップ』)
ミラ・クニス(『ブラック・スワン』)
麻生久美子(『モテキ』)
小池栄子(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)

■年間ワースト3
1位『源氏物語 千年の謎』(監督:鶴橋康夫)
 【満足度:★】
2位『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(監督:ジョー・ジョンストン)
 【満足度:★☆】
3位『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(監督:山崎貴)
 【満足度:★★】
(次点)
 なし

【総括】
 今年度はどうしようもなく鑑賞本数が少なかったのでベストテンを選べるかなと危惧してたんですが、案外すんなり選出できました。
 例年ならベストテンの作品を個別にコメントしていたのですが今年は時間がないのでざっくりと。

 何はともあれベストワンに選んだ『はやぶさ/HAYABUSA』。
 2位以下に選んだ作品と比較しても意外に思われる人が多いだろうと想像するんですが、自分的には実はこれがダントツ。
 いや、作品の出来とかテーマ性とかそういうことじゃないんです。元理系少年の筆者にとって、本来ならプラネタリウムがあるような科学館で流すのが関の山だっただろうプロジェクトXなセミドキュメンタリーが豪華キャストで映画化され、劇場の大スクリーンで観られたこと自体が感涙ものの感動だったんです。
 もちろん「はやぶさの帰還」そのものも感動的ではあるんですが、これを観ながら劇場で感じた圧倒的な幸福感は最近味わったことのない格別なものでした。夜空を見上げた少年期の思い出が頭をよぎり、映像の世界に身を置いた今の自分の立ち位置を俯瞰させられた。
 うまく言葉で説明できないんですが、これもまた映画を観ることの楽しみだと噛みしめている自分がいました。
 てなわけで、この作品こそが自分の本年度ベストワンです。

 2位以下の作品にもそれぞれひとこと添えたいところなんですが、泣く泣く割愛。

 個人賞は作品がばらけました。
 監督賞は新人ながら『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』で骨太な演出を見せた蔵方政俊に。
 主演男優賞は遺作となってしまった『大鹿村騒動記』で病魔と闘いながらもひょうひょうとした演技で楽しませてくれた原田芳雄に贈りたい。
 主演女優賞は鬼気迫る熱演が目に焼き付いた『ブラック・スワン』ナタリー・ポートマン
 逆に助演男優賞は抑えた演技で冷静沈着な科学者を演じた『はやぶさ/HAYABUSA』佐野史郎の密かな卓越ぶりを推したい。
 助演女優賞は最近おばちゃんぶりが板についてきた『うさぎドロップ』池脇千鶴で。

 ワーストは飛び抜けてがっかりだったのが『源氏物語 千年の謎』。
 まったくもって何をやりたいのかさっぱりわからないちぐはぐさが痛々しい。もうちょっとなんとかならなかったのか。

 そんなわけで、ほんとざっくりで申し訳ないですが、2012年はもっとたくさん観るぞ、との決意を新たにしつつ、以上を2011年度の総括としたいと思います。

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